2017年6月12日 (月)

もっとうまくなったら信用してやる(笑)

この土日は久しぶりにラリーのオフィシャルをやった。
群馬で開催されるモントレー2017だった。

集合は土曜の朝7時に群馬坂のスタート地点の「しゃくなげ園」。
ただ、直前になって自分は消火用の水200リットルを搭載した軽トラで移動してくれという指示が。
例えばブレーキから火が出たりしたときに水をかけて消火する資材だ。

軽トラには200リットルの水のほかにも数リットルの水を入れたポリタンクも数本積んでいるから、ぶっちゃけ移動は大変だった。
何せ背中に200Kg以上の荷物を積んでるので、上りは登らないし下りは止まらないし。
水が左右に移動するっていうのもあるし、舗装の下りでは結構怖かった。
でも、全日本ラリーのオフィシャルをやるのは以前に福島のラリー以来2度目だったので、まぁ何とかなるだろうとは思っていた。

でも、移動の運転はともかく、実際にオフィシャル業務をやってみるとかなり大変だった。
自分が担当したのは1日目のSS1のスタートとSS7&8のストップ。
それに、2日目はSS11&SS15のスタートだった。

で、SS1のスタートではタイムカードにスタート時間を記入する役目を仰せつかった。
自分は競技車からタイムカード受け取ってスタート時間を記入するだけ。
最初はどこに何を書くかもわからなかったから、ちょいと緊張したけど、まわりのスタッフからいろいろ教えてもらったので事なきを得た(笑)。

なので、SS1は確かにそれほど大変なことはなかった。
スタートするクルーはほとんどが顔見知り。
カードを受け取るときには
「お、どーお調子は?」とか
「おー、頑張れよ」とか
「落ちるなよ(笑)」とか
まぁ良くあるラリー中の軽口を叩く余裕はあった。

でも、次のSS7&8の峰の原のストップではトラッキングを担当したんだけど、これが結構大変だった。
トラッキングっていうのは、競技車が通過した情報を無線で知らせる役目だ。
スタート、ラジオポイント、ゴールで競技車が通過したかどうかを全セクションに知らせて、もし何分経っても競技車が来なかったらコースアウトかトラブルで止まってるのでヤバイってことになるので、それ相応の対処を行なわなきゃいけないっていう役目だ。

今回は出走が50台以上で、ほぼ1分起きに来る競技車のゼッケンをスタートのステージコマンダーである高野さんにモスラで知らせなきゃいけない。
だけど、どうしても顔見知りが来ると
「おー、今どうよ」とか
「うまく行ってるか?」とか
世間話をしていまい、トラッキングで何番まで報告してたかを忘れちゃうんだな(笑)。
で、スタートの高野さんからは
「ストップ! 何番まで通過した?」
とかっていう無線が入り、あたふたしたことも2度や3度じゃなかった(汗)。

だから、SSラリーのオフィシャルって結構…いやすいません、かなり大変なんだなーって思った。

で、2日目のSS11&15では、1日目と同じく群馬坂のスタートを担当。
スタートでは今度は杖を持って競技車をスタートラインに着かせて、30秒前、15秒前の表示を出す役目だった。

杖でスタートラインに競技車を止めさせるのは、まぁそれなりにこなせたんだけど(これくらいの作業なら、ほとんどの選手と軽口を叩けるくらいに思ってたんだけど、そんな時間はほとんどなかったよ(泣))。
30秒前と15秒前の表示は出さないといけないっていう規定があるらしく、その表示役も仰せつかった。

ただ、何10台もやってるとたまに30秒前なのに15秒前の表示を出したり、30秒前なのに馬鹿話してて忘れたり…なんだか「オレ、ラリー何10年やってんだよ…」って感じだった。
もっとも、ドライバーって競技中はほどんどのそういう仕事ってコドラに任せてるから、少なくともオレは全然分かってなくて……。

本当に他のオフィシャルのみなさんにはご迷惑をおかけしました。
申し訳ありませんでした。

でも、本当にオフィシャル業務は楽しかったし勉強になった。
本当は選手で出たいけど、オフィシャルの大変さが分かったので、もの凄く勉強になりました。
今回ご一緒させていただいたオフィシャルの方々には本当に感謝したいと思っています。

ただ…2日目のS15に全日本のトップで来たアライは、停止線までオレが杖をついてスタートラインに立ってるのに、かなりの勢いで来た。
オレは危うく轢かれそうになるかと思って思わず避けちゃったんだけど、当のアライは
「オレのこと信用しろよ!(笑)」
とかって言っていたけど。
そりゃ確かに日本で一番運転がうまいって思ってるけどさ…。

もっと運転がうまくなったら信用してやるよ(爆)。

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2017年3月27日 (月)

歳はとりたくないんだけど……

先日、某月刊誌の編集後記には書いたんだが、どうやら孫ができるらしい。
つまり、オレは「おじいちゃん」になるわけだ。
オレより年下のチーム員にも「おじいちゃん」になったヤツもいる。
なので、オレらの年代だったら孫ができるのはそれほど珍しいことじゃないかもしれない。
だけど、自分としてはそんな歳だとは思っていなかったから、これはかなり衝撃だった。

大体、子供ができたときだって「え? 自分に子供が?」なんて思ってたのに、それが孫になるなんて想像できないっしょ(笑)。

オレみたいな、ラリー三昧で生きてきたテキトー野郎に子供ができること自体が不思議なのに、孫ができるなんて驚異的だ。
つーか、まったく自覚できない。

しかも、そのことを知ったのが娘のフェイスブックっていうんだから笑いをとおり越して呆れてしまう(爆)。

正月のある日にたまたま次女のFBを見ていたら……
「私、結婚しました」
だと(爆)。

はぁ?
何も聞いてねーぞ?

で、長女に電話(次女は電話してもメールしてもナシのつぶてのマイペース野郎、いや、マイペース女なので)。
オレ「おい、萌●が結婚したってのはマジか?」
長女「そうだよ」
オレ「なんで連絡してくれねーんだ」
長女「さぁ……」

まぁ無理もない。
何年も一緒に暮らしてないんだし。
ただ、そのあとの発言にオレは度肝を抜かした。
「なんか5月に子供が生まれるみたいだよ」
な、なに?
こ、子供が生まれるだと?
計算すれば、ぜってー結婚後にできた子供じゃない。
つまり「デキ婚」ってことか?

オレは昭和の人間なので、そういうのはかなり嫌なんだが、最近の若者ではあまりそういう感覚はないらしい。
でも、それ以上に衝撃的なのが……

オレはおじーちゃんになるのか?
ってこと(爆)。

娘が出産するっていう心配より、自分が祖父になるっていうことの方が不安なオレっていうのが、後から考えたらなんか自分勝手な気もするが、今まで孫ができるなんて考えたこともなかったのだから仕方ない。

まぁ、その話をチームの仲間や知り合いに話しをすると爆笑されるんだが(爆)。
でも、それがオレのキャラだと思ってるし、別に悪い気はしない。

自分には長女、次女、そして末っ子に長男がいるんだけど、誰もモータースポーツとは無縁だ。
正直言うと、誰かラリーをやってくれないかと思ってるんだが、別れた母親が絶対に許してくれないだろう。
(オレがあまりにもラリーで身を崩してしまったので)

だけど、その孫が男の子で(まだ分からないけど)、もしクルマに興味を持ってくれたらうれしい。
もっとも……

逆に女の子ですげーべっぴんに生まれてきたら……

どこぞの事務所に売り込んで、そのカネでオレがラリーやるってのはあるかも……
なわけないか(爆)

頼む、女の子だったらべっぴんに生まれてきてくれ(爆)。

男の子だったらラリーやってくれ(泣)。

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2016年11月23日 (水)

ノートe-POWER乗ってきた

先日、ノートeパワーとやらを試乗してきた。
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最近はハイブリッドが流行りだから、きっとこのノートもそんな感じなんだろうと思っていたけどちょっと違った。

確かにモーターも搭載してるんだけど、駆動はモーターだけで行うという。
でもリーフみたいな電気自動車じゃない。
エンジンもちゃんと搭載している。
今までと同様のHR12DEだ。
つまり1.2リッターの3気筒エンジン。
ただ、このエンジンで駆動していないってのが、このノートの最大の特徴だ。

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駆動は完全にモーターだけ。
で、エンジンは発電のためだけに回ってるだけ。
通常の電気自動車よりははるかに小さいバッテリーを搭載してるんだけど、エンジンが常に発電してるので、リーフみたいな大容量のバッテリーは必要ないわけだ。

初めは一体どんなクルマなんだって思うよね。

確かにコンセプトは理解できる。
ただ、発電だけに回すエンジンに1.2リッターもいるんか?ってね。
発電だけに使うなら軽自動車用の660ccエンジンでもいいじゃね?

そのあたりを日産のエンジニアの人に聞くと・・・

どうやら、モーターを回すための電気がバッテリーだけじゃもたないので、モーターの負荷がかかったら、エンジンもそれなりに回さなきゃいけないらしい。
それにはそれなりの出力があるエンジンじゃなきゃいけないらしい。

ただし、車両価格が180万円を切ってるってのがポイント。

既存のエンジンやモーター、シャーシを使うことを実現したことでこの価格が実現したらしい。
確かにもし新規にこういった機構を開発したら、ロードスターみたいにムチャクチャ高くなるよな(笑)。

でも、モーターはリーフと同じものを使ってるし、発電用のエンジンも既存のもの。シャーシだって従来のノートと同じだ。
発電システムは新規開発だろうけど、そういった従来からあるマテリアルを使うことで200万円を切る価格が実現したのかもしれない。

ま、そうは言ってもオレはオートマは嫌いだ。

確かに2ペダルの方が便利には違いない。
だけど、クラッチを操作してシフトダウンして、3つのペダルを2本の足で操作するからマニュアル車は面白いんだろが。
最近、頻繁に起きてる年寄りのペダル踏み違えの事故も、マニュアル車だったら絶対に起きない事故だ。
わざわざギアをバックに入れて前に行こうなんて思わないっしょ。

ただ、今回のノートeパワーの走りに関しては、ちょいと考え方が違ってくるかもしれないってことが、すげー自分の中じゃ悔しい(笑)。
オートマはオートマだろ、モータースポーツなんかに使えねーよ、ってね。
でも実際に走ってみたら・・・むちゃくちゃ、はぇーからだ。

オレは今までリーフには乗ったことはなかったけど、モーター駆動がこんなに速いとは思わなかった。
数字で言えばトルクは25Kgf-mくらいで、これは2リッターターボエンジン並み。
信号発進でも、雨の日だったけどアクセルをガバッと踏むとタイヤがホイールスピンするほどだった。
もちろん、車速が上がってくればモーターのトルクはフラットなので、最終的には2リッターターボエンジンには負けちゃうんだけど、出足の加速感はすごい。
どうやら開発コストを抑えるために、モーターはリーフと同じものを使ってるそうで、しかも車重はリーフより200Kgぐらい軽い。

細かいことを言えば、リーフは完全に電池で動いてるからモーターのレスポンスもいいんだけど、ノートは発電機を介してるのでちょっとだけレスポンスは悪いとか。
でも、実際に走ってるとそんなことは全然感じられなかった。

エンジンは一応2500回転あたりが一番効率がいいらしい。
でも、車速が上がってモーターの回転も上がると、それじゃ発電量が足りなくなるらしく、最大で5400回転まではエンジンも回るらしい。

一応、完全な電気自動車だけど、ガソリン満タンなら航続距離は1000Kmに近くなるとか。

でも、今回の試乗で思ったのが、このクルマ、ラリーで使ったら意外とイケるんじゃね?てっこと。

まぁちゃんと比較してみないとなんとも言えないけど、ヘアピンの立ち上がりなんかノートeパワーの方が速いんじゃねーかな。
そう思わせるぐらい速かったよ。
しかもサイドブレーキは最近主流の電動じゃなくて、ちゃんとサイドレバーがある。

ラリーはもちろんだけど、ジムカーナでもちゃんとセッティングすればマニュアル車より速いんじゃって思う自分が・・・

悔しいっす(泣)

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2016年9月22日 (木)

自動運転ってどーなの?

どうやら2020年からオートライトの搭載が義務付けされるようだ。夜間の歩行者の事故を減らすためだとか。

確かに最近はトンネルに入ってもライトを点灯しないクルマがいる。昔のクルマは暗くなったらメーターも暗くなるから「あ、ライト点けなくちゃ」って思ったもんだけど、最近のクルマはメーターが自光式になってるから、街灯とかが明るくて路面が見えていたらライトを点けるのを忘れてしまいがちなのかもしれない。

オレはメーターが暗いところでも光ってちゃんと見えるっていう方式はやめた方がいいと思う。確かにメーターにはライトが点灯しているかどうかの警告ランプもつくけど、正直クルマの運転が未熟なジジィやババァはそんなこと気にしてねーだろ。

その意味では、暗くなったら自動に点灯するクルマにするのは賛成だ。でも、そうやって何でもかんでも自動にするからクルマの運転がヘタなヤツが増えるんだと思ってる。

暗くなったらメーターも見えなくなってライトを点けなきゃって思うクルマの方が、よっぽど事故が減ると思うんだが。

で、そんな中、先日セレナの自動運転を体験してきた。

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だけど、結果から言えばありゃダメだな(汗)。

試乗したのはたまたま雨の日で、走ったのは首都高だったんだけど、スイッチを押しても全然白線を認識しない。ようやく認識してもすぐに解除されてしまう。もちろん、解除されるときには「ポーン」とかっていう音でハンドルを自分で操作してくださいっていう表示は出るんだけど、それが数十秒おきに起きちゃう。

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オレがマジで怖かったのは、自動運転で前車に追従しているときに、ある直角コーナーに前車がちょっと高いスピードで進入していったら、セレナも同じスピードで追従しようとしたときだ。結構高いスピードだったんだけど、自動運転なのにどんどんアウトに向かっていってしまう。オレは「こりゃヤバいだろ」って自分でもっと切り込んで事なきは得たんだけど、ありゃ素人が完全にセレナを信じ切っていたら、ぜってー事故ると思う。直線でも時々レーンを逸脱しそうになって、隣を走ってる観光バスにグーンと寄って行くこともあった。

以前、テスラというアメリカの自動運転車が事故って死亡事故が起きたことがある。自動運転はカメラで前方を認識してコントロールしてるんだけど、そのときはたまたま太陽光が前方から差し込んでカメラが認識できなくなってトラックに突っ込んだって聞いた。でも、セレナも基本的には同じシステムだ。日産のエンジニアはそうなったら瞬時に自動運転を解除してドライバーにハンドルを持つように警告を送ると言っている。なので、日産としては自動運転じゃなくて、あくまで運転支援システムなのでハンドルから完全に手を離さず常にハンドルに手を添えていて欲しいと言っている。でも・・・

だったらずーっとハンドル握ってた方がラクっしょ(笑)。

オレは正直、日産車に乗ってラリーやってるし、日産のことを応援したいけど、この自動運転というシステムには反対だ。セレナというクルマ自体も、まぁこんなもんかっていうミニバンだし(汗)。

日産自動車としては18年までに複数レーンでの自動運転、20年までには市街地での自動運転を実現させると言ってるけど・・・。

そのうちSSで追いついたら前走車に着いていくだけで抜かせない・・・とかってことも起きたりして(爆)。

とにかく事故が起きないことを祈るだけです。

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2016年7月13日 (水)

ますます運転ヘタになるんじゃね?

今日は日産自動車が発表した新型セレナの発表会に行ってきた。
セレナ自体は「まぁそんなもんだろ」ぐらいの感じだ(汗)。
実際に乗ってないから、クルマ自体のポテンシャルはどれぐらいか分からないけどね。
ただ、今回の最大の目玉(目玉なのか?)は、なんと自動運転システムが搭載されたことだ。

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日産では「プロパイロット」とかっていうネーミングにしたみたいだけど、現状では高速道路に限った単一車線での自動運転が可能だそうな。
だからレーンチェンジとか、一般道の走行は無理だ。
だけど、車線変更しないなら、高速道路だったら手放しでコーナーもクリアできるらしい。
「マジか?」
なんて思ってしまうが、フロントガラスに装着された単眼カメラで前方の状況を認識して、それをコンピューターで判断して操作してくれるとか。

そういや、先日に某大手サスペンションメーカーのK●Bに行ったときに、ステアリングをバイワイヤでモーターで動かす装置が展示してあって、将来の自動運転のための装置だって聞いたことがあったな。
それがいよいよ実現したってことか。

日産では特に渋滞や長時間での高速運転での事故を減らすために開発したらしい。
渋滞の場合、前車が停まったら当然停まるんだけど、発進だけはドライバーがスイッチを押すか軽くアクセルを踏まなきゃいけない。
なので、ドライバーが寝ててもいいってわけじゃないようだ(笑)。

まぁ言ってみればスバルのアイサイトにハンドル操作機能を付け加えたって感じか。
もっとも、オレだったらとてもじゃないがクルマに運転を任せるなんて、怖くてできないがね(爆)。
ただ、現状で装備が普及してきてる自動ブレーキの装備は、確実に事故を減らしてるらしいので、確かに安全面では効果があるんだろう。

日産じゃ今までも自動で車庫入れしてくれるシステムなんかを装備してきたけど(これはほかのメーカーでもやってるみたいだけど)、そんな装備をどんどん開発するから運転がヘタなヤツが増えるんじゃないだろうか。

以前に某東大教授もやってた某トップナビゲーターがいみじくも言っていたことがある。
「自動車ってのは自動で運転するから自動車じゃない。自分で動かすから自動車なんだよ」
オレは「なるほど」と思ったね。
確かにそのとおりだ。

どうやら日産では2018年までに複数レーンでの自動運転・・・つまりレーンチェンジも可能にする自動運転を可能にして、2020年までには市街地での自動運転も実現するそうな。

発表会ではNHKをはじめとして有名メディアの記者から、先日のテスラの自動運転中の死亡事故のことが質問されていた(やっぱりな)。
テスラは直射日光で前方の状況が判別できなくなって事故ったらしいけど、このセレナはどうなんだってことだ。
お偉いさんの説明では、そういう状況(つまりクルマ側がコントロールできない状況)になったら、すぐにハンドルを握るようにドライバーに注意を促すサインが出るようになるそうだけど・・・。
オレはやっぱり信用できないだろうな(汗)。

クルマは自分でハンドルを回してアクセルやブレーキを踏んで動かすから楽しいと思う。
1トン以上もある鉄の塊を自在に動かすことでの醍醐味もあると思うんだよね。
確かに安全率は上がるしラクになるかもしれないけど・・・

オレは自分で動かしたいよ

おっと、今回はちょいとマジメになってしまった(爆)

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2016年7月12日 (火)

驚異の新人・・・なのか?

先日、久しぶりの舗装ドライブに行った。
先月にはちょいと事情があって少しだけダートは走ったけど、舗装をちゃんと走るのはもしかして1年ぶりぐらいか。
なので全然感覚が戻らなくて四苦八苦(汗)。
しかも、当日は降雨のあと。
雨はやんでたけど路面はほぼハーフウエット。
タイヤは人からもらった中古のSタイヤだったから、余計に怖くて全然踏めなかった。

昔も全日本のターマックラリーで途中まで3位につけていたのに、ちょっとポツポツ来ただけでビビッてしまい、路面はほとんどドライなのに地元の若いヤツに逆転されて4位になったという苦い経験がある。

やっぱ舗装をSタイヤで攻めるのは間違っとる(笑)。

とはいいつつ、久しぶりの走りだったからなんか嬉しい。
最後の方はちょっとは攻められるようになったけど、やっぱり舗装はラリータイヤの方がいいね。
フロント2分山、リヤバリ山っていう仕様がサイコーだ(爆)。

で、今回はチームの新人も参加。
CJミラージュに乗ってるんだけど、今は群馬戦で頑張っている。
当日はたまたまグラベルコースもあって、そいつはラリータイヤも履いてたから「じゃ、自分ダートも行きます」って感じだった。
群馬戦はターマックだけだけど、どうやら本人的にはグラベルが好きだし得意らしい。
まだ24歳ってことで「どーせ大したことねーだろ」ぐらいに思ってたら・・・
とんでもなかった(汗)。

ターマックを走ったときはローターが真っ赤になってたので
「おいおい、ブレーキ踏みすぎだろ(笑)」
なんて冷やかしたら
「はぁ、そうなんすよ。でも左足ブレーキ使ってるんで・・・」
げっ、左足ブレーキ?

一体、どんな運転してるのか、その時点で急に興味津々になってきた。
で、本人はグラベルが好きってことだったのでグラベルで横に乗せてもらった。
ブレーキペダルもあえてオートマ用の大きいペダルに変えているとか。
結果から言えば・・・

いや、むちゃくちゃはえー。

進入ではフェイントなどかけずにアプローチ。
オレなんかはアンダー出したくないからフェイントとかを使って姿勢変化させたいので、こういうアプローチは正直怖い(だから遅いのかもしれんが(爆))。
「おいおい、この進入スピードじゃ曲がれねーだろ」
なんて思う時でも、ちゃんと左足ブレーキで姿勢を変えてクリア。
ちょっとアンダーが出そうになったときでも、左足ブレーキでうまくケツを流してリカバリー。

最近はグラベル林道が減ってきたこともあって、どちらかってーとターマックが得意な若いヤツが多い。
だけど、24歳で(うちの次女より若い・・・)これだけグラベルを走れるってのは、普通じゃあまり考えられない。
一体どういうことだ?

どうやら本人いわく、地元は北海道らしいんだが、中学生の時から牧場なんかでダートや雪を走っていたらしい。
ヤツは某大学(実はオレの後輩だった・・・)の自動車部だったんだが、全日本学生自動車連盟の大会でもダートラで優勝したこともあるそうな。
ははぁ、どうりで。
なんとまぁイニDやジャイアンを地で行くヤツだった。

もちろん、群馬戦ではまだ4、5、6位あたりでメダルはなし。
だけど、某ラリーではグラベルSSがあって、そこではベストタイムだったらしい。
ただ、ターマックで負けて2位になったらしいが。

確かに運転はまだ粗い。
ストレートでもハンドルを忙しく動かすから、ワダチの中でクルマがキョロキョロする感じになることもある。
若くて速いヤツの特徴だけど、いつでも全開で進入するから、時々コースオフしそうにもなる。
今のままだと、いつかは大きなクラッシュもしてしまうかもしれない。
だけど、このご時世でこれだけダートが速くて好きなヤツも珍しい。

まぁ名前は出せないけど、ヤツは某サスペンションメーカーのエンジニア。
まだ若いし収入もそれほどではない(らしい)。
ラリーをやるには経済的にかなり苦しいそうだ。
でも、久しぶりに元気のいいヤツに出会った。

性格も謙虚でいい。
こういうヤツは大事に育てていきたいものだ。
チームのみんなは
「きっといつかは全日本でトップ争いしますよ」
「100円さんがスポンサー探してあげましょうよ」
なんて勝手なこと言う。
確かに、このまま育てていけばもしかしたら・・・とも思う。
でも、そんなスポンサーの話があったら・・・

自分で走ります(爆)。

オレ、まだまだ現役です!
まだまだ若いヤツには負けんぞ(という気持ちで)。

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2016年7月 1日 (金)

オレは鉄じゃないが

今週末はどうやら北海道でラリー洞爺が開催されるらしい。
本当はオレだって参加したいが、経済的理由と規則でどうにもならん。
くそっ、みんないいなぁ~(泣)。

ま、そんなことはどうでもいいんだが(いや、良くはないが)、今週はボルボのプラグインハイブリッドXC90-T8の新型車の試乗会にお呼ばれしてきた。
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発売されたのは今年の1月らしいが、結構売れているらしい。
もっとも個人的な感想から言えば……

あまり格好は良くない。
リヤビューはまだいいけど、フロントマスクはなんだか古臭い。
デザインってのは個人の好みだとは思うが、オレはあんまり好きじゃない。

でも、エンジンは2リッターだけど、マーチRみたいにターボチャージャーとスーパーチャージャーのツインチャージャーで320馬力。
さらにエンジンはフロントだけを駆動するんだけど、リヤは87馬力のモーターで駆動。
合わせて400馬力オーバーっていう凄いパワートレイン。
一応4駆なんだけど、プロペラシャフトはなくてリヤはモーターだけで駆動する。

確かに直線の加速は凄い。
ちょっとした直線でも、あっと言う間に100Km/hぐらいまで加速しちゃう。

ただ、オレだったら買わないな(笑)。
つーか、買えないし(爆)。
価格は1009万円。
車重は2・3トンあるし、それがこれだけのスピード出したら止まれないっしょ。
危ないって(笑)。
価格だって庶民に手が出る値段じゃない。
しかもセンターコンソールにはモニター画面があるんだけど、いろんなことができて
マジでパソコンみたい。
その使い方を考えてるだけで試乗が終わっちゃう感じだった。

オレ、1000万あったら全日本ラリー2~3年フル参戦するよ(爆)。

で、思ったのがリニアモーターカー。
たまたま山梨を走ってたらリニアモーターカーの車両基地があった。
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おー、エアブレーキ出てるよ。

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甲府にはすでに線路もできていた(これは冬に撮影したんだけど)。
この線路がいずれは南アルプスを貫通して名古屋まで行くと思うとちょっと感動。

でも、この車両が500Km/hで突進していくなんて、ちょっと怖い気がするな。
確かに便利になるかもしれないけど…。

ガソリンはがんがん使ってやろう。
正直、オレが生きてる間はガソリンが枯渇するなんてことはないだろうし、オレが死んじまったあとは地球がどうなろうと関係ないし(爆)。

もっとも……

オレは決して鉄ではありません。
あしからず(爆)。

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2016年6月13日 (月)

不本意ながら・・・???

この週末は、本当は自宅のボロアパートで独り寂しくカタカタと原稿を書いているつもりだった。
ところが、P●編集部で打ち合わせをしたら、たまたまある企画で取材をするために話を聞かなきゃならない人たち数人が、福島の全日本ラリーの会場に来るってことが判明。
「だったら、金曜はみんなも時間に余裕があるだろうし、ここはひとつラリー会場で取材した方が手っ取り早いのでは?」
とはP●編集長のまんもさん。

本来、オレ的にはできることなら全日本ラリーの会場には行きたくなかった。
だって、みんなが楽しくラリーやってるのを見ることほど辛いことはないからね。
「なんでオレは選手としてここにいないんだ・・・」っていう思いで胸が張り裂けそうになるからだ(これ、結構マジです)。

もっとも「背に腹は代えられない」というコトワザもある。
最近は収入も激減してるし(泣)、そんなことも言ってられない状況だ。
(ラリー参戦なんて夢のまた夢になっちまいそうだが・・・)
というわけで、仕方なく「金曜だけ」ルネサンス棚倉に行くことにした。

まぁ取材はとりあえず無事に終了。
懐かしい連中にもたくさん会えた。
ラリーは見たくない、とは言いつつ、やっぱり昔一緒に走った連中とは笑って話しをしたい。
バカ話してると、やっぱりオレのケタケタ笑いがさく裂してしまう(爆)。
昔から「おまえはサービス会場のどこにいてもすぐに分かるな」とはN●S御大T氏の言葉。
で、今回も同じことを言われた気がする(笑)。
やっぱりラリー仲間と話しをするのは楽しかった。

ただ、取材が終わればオレは金曜日中に帰宅するつもりだった。
で、ヘッドクオーターに挨拶しに行くと・・・。
っつーか、ヘッドクオーターに行ったのがすべての間違いだったな(笑)。

今回のラリーはオフィシャルに群馬の連中も駆り出されていたんだが、なんとその中にオレの天敵が。
最近、群馬の天敵は5人に増えた。
以前はあきらだけだったんだが(笑)、最近は丸山田にテシ&フナツも加わってしまった。
あ、丸山田ってのは2人ね(爆)。
で、ヘッドクオーターにはそのうちのふたり、テシ&フナツが・・・。

オレ「お、久しぶり」
テシ「今日は何しにきたんだ?」
オレ「取材だよ、取材。でも、もう帰るけどね」
フナツ「うそだろ? 明日、オフィシャルやってけよ」
オレ「何? だってオフィシャル登録してないし、タバードだってねーよ」
とうまく断ったつもりだったのだが・・・。
なんと群馬のボス、T桑さんが・・・。
「あ、じゃぁ用意するから(笑)」
(マジか?)
オレ「で、でも、やっぱり帰って原稿書かないと・・・」
テシ「どうせテキトーなことしか書かないんだろ? 今日は泊まっていけ」
オレ「そうれはそうなんだけ・・・い、いや待て、そんなことはないぞ」
フナツ「まぁいいから、今夜はみんなで飲むよ。酒はたんまりあるぜ? なぁ一緒に飲もうぜ!」
オレ「さ、酒かぁ・・・(ゴクッ)」
というわけで、タダ酒を飲ませてくれる代わりに、あっさり翌日はオフィシャルを手伝うハメに・・・。

でも、やっぱり夜は楽しかった。
酒だけじゃなく、肉も食わせてもらったし(汗)。
バカ話からまじめなラリー談義まで、やっぱり時間を忘れるね。
で、結局2時まで飲んだけど、翌日は5時起きで睡眠時間は3時間。
2週間前にはアッスルの先行車をやったんだけど、そのときも酒まみれになって睡眠3時間だった。
なんだか週末はいつも3時間しか寝てないような気がする(笑)。

でも、一応オフィシャルの務めは果たしたつもり。
オレがいたのはSS1のフライングフィニッシュで、テシ&フナツと一緒。
タイムは基本的に光電管で計測するんだけど、万一計測できなかったときのために、バックアップとしてストップウォッチと光電管を手動で動かすスイッチがあるので、そのふたつのスイッチを押す役目を授かった。
でも、もし光電管がうまく作動しなかったら、自分のスイッチを押すタイミングで計測されるわけだから、それで勝負の明暗が分かれてしまうかもしれない。
そう思うとちょっと緊張してしまった。

まぁSS1は無事に終了。
光電管との差もそれほどなかったし。
2回目は同じ場所でSS5のフライングフィニッシュをやったんだけど、それまでは3~4時間あったので、ストップにいた全日本ダートトライアラーのS藤F彦くんや、オレの元ナビ桝Dなんかと、やっぱりそこでも肉をゴチになってしまった(汗)。
いや、ありがと。
美味しかったよ。
ちなみに、S藤くんはあきらみたいに1000円は請求してこなかったのでホッとしたけどね(爆)。
(ちなみに、あきらには以前の焼肉代1000円は未だに未返納(笑))。

で、肉を食ったら今度は爆睡タイム。
気温も25度程度で天気もいい。
木陰で椅子に座ってると、マジで気持ちよく寝れるな(笑)。

もちろんSS5だってちゃんと仕事はしたよ。
だけど5番目に来たア●イだけは、砂利を吹っ飛ばしてテシの顔に石が当たるわ、光電管は吹っ飛ばすわ、もう大変だった(笑)。
だけど、やっぱヤツははぇ~な。

フィニッシュラインは左3ぐらいのコーナーの進入あたりに設定してたんだけど、JN6のトップ連中なら、ちょうどフィニッシュラインあたりから姿勢を変え始めてクリアしていく。
でも、ヤツだけはもっと手前から姿勢を変えてるので、光電管が吹っ飛んだり石が飛んで来たってわけだ。
(テシは相当憤慨してたが(笑))

金曜日はP●の撮影班の付き添いでア●イのクルマにインカーカメラを搭載させてもらったんだけど・・・
「おい、インカーカメラつけてもいいか?」
「嫌だよ」
「オッケー、じゃ、つけるな」
なんていう何とも噛み合わない会話もしてしまったが(爆)。
「嫌=オッケー」はア●イ語ということにしておこう。
あいつ、本当に国立大出てるのかね(爆)。

ま、そんなことはどうでもいいんだが(笑)、オフィシャル作業は無事に終了。
SS終了後にはオフィシャルが集合してお疲れの挨拶をしたんだけど、オレらが担当したSSのスタートには丸山田もいたみたいで、そのときはあきらを除いた群馬天敵四人衆が集まってしまった。
で、FBにはいろいろ写真をアップされたんだけど、まぁ案の定たくさんいじられて終了。
四人衆は「今日も泊まっていくだろ?」なんて言っていたが、さすがに2泊は辛い。
ということで、なんとか土曜だけで帰ることができた。
(結構、誘惑には負けそうだったけど)

でも、不本意ながら・・・楽しかった。
そして、不本意ながら・・・また呼んで欲しいと思ってしまった(笑)。
オレってなんて情けないんだ。
でも・・・

次は選手で現場にいたいものです。

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2016年4月 5日 (火)

新マーチよろしくです

ひどい事故だった。
昨年の11月まで乗っていた自慢のマーチが、一時停止無視のクルマに突っ込まれて大破してしまった。
本当はあまり思い出したくもないんだけど、住宅街の中の交差点で、こっちは信号の黄色点滅。
相手は赤点滅。
それを完全無視して相手が全開で交差点に入ってきたとき、たまたまオレもその交差点に入っていた。
で、相手が右側からオレのマーチのフロントに突っ込んできた、というわけ。

あとで相手に聞いたら、まったく赤点滅信号は目に入らなかったとか。
確かに信号はワイヤーで吊るすタイプで上にあるし、停止線は消えかかっていた。
でも、ちゃんと「止まれ」の標識はある。
信号と標識を両方とも目に入らないなんてことあるのか?

でもまぁ、起こってしまったことは仕方ない。
オレも一応オトナだから? 怒鳴ったり殴りかかるなんてことはしなかったけどね。
でも、そのあとの示談処理も手こずった。

相手は軽のワンボックスで、電気工事屋だったみたいで次の現場に急いでいたみたいだ。
でも、いくら相手が軽でも全開で突っ込まれたら、ただじゃ済まない。

オレがこれまで手塩にかけてきたマーチはあっさり全損。
しかもこれも自慢のバケツポッドは木っ端みじん(泣)。
それなりの金額を要求したんだけど、最初は雀の涙ほどの金額を提示。
どうやらクルマが古いので、現時点での評価価格しか出ないとか。

ふざけんなよ! と思ったが、こっちの保険屋も相手の保険屋も、事務的な対応でまったく誠意が感じられなかった。
こっちの保険屋はテレビでCMもやってて、CMの中じゃ「お任せください」とか言ってるのに、まったくそんな雰囲気じゃなかった。
相手の保険会社の担当とも話しをしたけど、久しぶりに赤の他人を怒鳴りつけてしまった(汗)。

一応、車両の示談は終わりにしたし、まだ手続きはしていないけど、自分の保険屋は変えるつもりだ。
あんな保険会社は信用できん!

で、まぁ保険のことはさておいて、さすがに普段の移動が本番車のパルサーでは辛い。
何と言っても燃費は悪いし、第一都内を走るにはあまりにも派手すぎる(汗)。
しかも、夜中にエンジンをかければうるさいし(笑)。
てなわけで、オレ的には3代目のマーチを購入した。

事故のことを話すと、みんなは
「お、じゃぁいよいよマーチニスモですか」
なんてぬかしやがるんだが(笑)、微々たる保険金ではそんなクルマは買えないし。
しかも、我が家にはこれまでのK11マーチのスペアパーツがたくさんある。
というわけで、次もまたK11にしました(汗)。

年式的には今までのマーチより半年くらい新しいマーチ。
でも、最近のマーチは高いんだねー。
今までの白マーチを購入したときは、もう7~8年前だったし、個人売買だったので一桁万円台だったけど、今同じマーチを業者で探すとン十万円もする。
しかも、オレが欲しい「3ドア、1300cc、5速マニュアル」車は全国で検索しても数台しかない。
いつの間にそんな希少車になったんだ?
5ドア車ならもう少し台数もあるんだけど、オレの美学からすると5ドアはあり得ないのだ(笑)。

でも仕事でもマーチは必要だし、検索したらとりあえず静岡に2台あって、仕方ないのでそのうちの1台を購入した。
正直、あまり程度は良くなかったけどね。
でも、背に腹は代えられないってヤツだ。

ただ、もう12万キロは走っているマーチだったけど、足回りはストリートサスがついてるし、リヤのラテラルロッドも調整式がついてる。
エアクリも某メーカーのキノコタイプのヤツがついてるし、まぁいくつかパーツがついてるだけでもいいかと思って決断した。

で、事故った白マーチは当然ながらN●Sに持ち込んで解体。
ミッションもケースが割れてたり、エンジンマウントもちぎれたりしてたけど、とりあえず全部直して今度の黒マーチに載せ換えてもらった。

もちろん、保険金額でまかなえるわけでもなく、また借金が増えてしまった。
そう考えると、マジで相手をぶん殴ってやりたくなる。
事故の被害者なのに借金が増えるってどういうことなの?
いろいろ人に聞くと、そういうことって多いらしいけど。
どうも世の中間違っているとしか思えん。

ただ、以前の白マーチはあちこち錆だらけで穴も開いてたけど、今度の黒マーチはとりあえずボディはまとも(笑)。
年末に購入して、それからいろいろT氏にやってもらったし、借金も増えたので今年は恒例の青森合宿もなし。
まぁ今年は暖冬で雪も少なかったみたいで、1~2月は何回か雪練に行ったけど、まともに走れたのは1~2回ぐらいだった。

本当は今度のマーチもバケツポッドはつけたかったんだけど、前回も3日かかってやった作業をもう一度やるっつーのにはモチベーションが足りない(汗)。
とりあえず、純正のフォグランプにヤフオクで購入した100Wのバルブを入れて、リレーだけつけてお茶を濁すことにした(笑)。

外装もルーフとボンネットの塗装がやばい感じだったので、カーボン調のカッティングシートを貼った。
某メーカー(社長がラリーにも出ている)のカーボンシートは結構お高いので、他メーカーの廉価版を購入した。
まぁ耐久性はどうだかわからないし、ボンネットの湾曲している部分は案の定シワが寄ってしまい、結局先端部分だけは何枚かに切り分けて貼った。
近くで見ると切り貼りしたのがもろ分かりなので恥ずかしいんだが、まぁとりあえずは何とか見れるようにはなった。

Photo

あまり大きな声じゃ言えないんだが、某所で最高速をテストしたら以前の白マーチは170が限界だったのに、この黒マーチは180は出た。
あくまでメーター読みなので正確じゃないかもしれないけど、こっちの方が調子はいいように感じる。

もっとも、本当に欲しいのはマーチ・ニスモだけど(汗)。

某誌の企画で全日本ラリーにマーチ・ニスモを走らせる計画があって、
「こりゃ、オレか?」
なんて思ったんだけど、年齢的にオレはダメだそうで(笑)。
会う人会う人に
「あのマーチ、乗るんでしょ?」
と言われる(汗)。
そのたびに「いや、実は・・・」って説明を何度したことか(爆)。

本当はA30を格安で販売してくれて、しかももっと台数を増やしてJAF登録されたら面白いと思うんだが・・・。
1・6リッターだし、少なくともスイフトとは勝負できると思うし。
タ●オさん、何とかなりませんかね(笑)。

ま、とりあえず自分の黒マーチはお見知りおきを。
ただ・・・

決して5メートル以上近づいて見ないでください(爆)。

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2015年12月 5日 (土)

みかぼラリーに参戦してきた

先日は群馬戦の最終戦にナビとして参加してきた。
自分たちと懇意にしてもらっているシャフトのチーム員であるE藤くんからのオファーだ。

E藤「すいません、ナビをお願いしたいんですが」
オレ「あ、何? そんなに勝ちたいの?」
E藤「あ、い、いや、そ、そうですね、はは」
まぁいい。 オレが乗る限りはぜってーに勝たせてやるぜ、がはは。
と思いつつオファーを受けた。
しかもオールギャランティだし。
オレさまのスーパーナビゲーションを見せつけてやるぜ(爆)。

もっとも、あとから聞いた話じゃ、だいぶ話が違っていた。
数日後にうちのチームのサクセスの後輩から電話がかかってきた。
後輩「あ、オレ、乗れなくなったんで、E藤さんのナビお願いしますね」
オレ「は? ホントはおまえが乗るはずだったのか?」
後輩「いや、自分の前にも何人かオファーしたらしいんですけど、みんなに断られたみたいっすよ」
オレ「だとすると、オレが最後ってわけか?」
後輩「はは・・・まぁそうなりますかね」
なんてこった。
結局タライ回しで最後にオレのところに回ってきたってことか(泣)。

もっとも、E藤くんの名誉のために言っておくと、ことごとく断られたのは、決してE藤くんが嫌われているわけじゃなく、単にみんなの時間的都合がつかなかっただけだ。
まぁ、そういう意味じゃオレが一番不定期な仕事をしてるし時間を持て余してるからな(爆)。

Photo_3

これがE藤くんのシビック。

E藤くんは「さんぺーです」のさんぺーに似てるヤツで、性格もおとなしくて控えめなヤツ。
オレとしても、E藤くんには頑張ってもらいたいと思ってるし。
でも、乗ると決めたからにはちゃんとやったつもり。
もっともラリーが始まるといきなりSS1から大チョンボをしてしまうんだが。

っていうのも、SS1のスタートにはなんとオレの天敵? アキラがいやがった。
オレがナビで出てることは先刻承知のうえだろうが、オレが来たらひとこと言ってやろうと待ち構えていたらしい。
カードの受け取りは大竹くんかーちゃんがやってくれたんだが、
「アキラさんが1000円返せって言ってますけど・・・」

げっ、忘れてた。

そういや、去年のこのラリーじゃオフィシャルで参加したんだが、そのときに肉をたらふく食わせてもらった。
で、本当はひとり頭1000円を払わなきゃいけなかったんだが、オレは払わずに帰ってきたので、アキラから「来年来たら払え」と言われていたのだ。

そんなことはすっかり忘れていたオレは、その一言で完全にパニック。
う~ん、1000円をどうする?・・・。
いや、待て、ここはまずはペースノートに集中しなきゃいかん。
だがラリーが終わったらアキラが待っている。
う~む・・・まずい・・・。

だが、さすがはオレだ(笑)。
とりあえずSS1の走行中はペースノートに集中した。
どうせアキラのことだ、ゴールした頃にはきっと忘れてるさ・・・。
という自己暗示にかけ、ペースノートに集中しすぎたのがまずかった。

E藤くんがズザーって止まったので、お、もうゴールか、と思ったら・・・。
なんと! そこはフライングフィニッシュだった!
オレは勉強不足で知らなかったのだが(いっつもコドラ任せにしていたので)、フライングフィニッシュで停まってはいけないらしい。
つまりそこがフィニッシュラインで、停まったら失格。
どうやらE藤くんは、手前の黄色看板をフィニッシュラインと間違えたらしい。
オレはペースノートに集中しすぎるあまり、その黄色看板を見ていなかったのだ。

本職のコドラだったらフィニッシュも気が付くんだろうけど、何せオレは即席コドラだったので、とにかくペースノートを読むことに集中しすぎていたわけだ。
はっと気が付くとオフィシャルが「早く行けっ」っていうゼスチャーをしている。
なんとかすぐに発進して本当のフィニッシュの計時車まで移動。
なんとか失格は免れ、とりあえず6位で完走。
あとで審査委員長のO口さんにはこっぴどく叱られたが・・・。

正直に言いましょう。
あのとき、実は停まっていなかったのです。
時速0.000001Km/hで動いていたのだ(汗)。
って言っても誰も信じてくれねーだろーなー(爆)。

ただ、その後のSSではE藤くんも泥に乗ってスピンしたり、土手にヒットしたりでバタバタで、結局6位でフィニッシュ。
表彰も5位までってことだったけど、5位とは20秒差。
スピンしたときのロスが20秒くらいだったので、スピンしなきゃ・・・って思うけど、タラレバはラリーではご法度。
とりあえず無傷で完走できたことに感謝しよう。

もちろん、表彰式のあとはみんなと大宴会。
どうやらアキラは案の定1000円を忘れてくれたようだ(笑)。
おかげで宴会はものすごく楽しかったよ。

アキラ、来年は利子も含めて
2000円払うから許してくれや(爆)

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