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2015年7月

2015年7月10日 (金)

まさかとは思うけど・・・

今回出場したラリー洞爺、オレはとにかく楽しもうと思って挑んだ。
もちろん、ただ楽しむだけならディズニーシーに行けばいい。
勝負するんだから、もちろんSSでは一生懸命走ったよ。
気持ちも良かった。

でも、ラリーは3年ぶりだし、やっぱり練習と実戦は違う。
当然のごとく序盤のSSタイムは激オソ。
いくら気持ち良く走っても、やっぱりどうやって走ったらタイムが出るかっていうのは、特にオレみたいに才能のないヤツは、実戦に出てないと勘が鈍っちゃう。
今回はJN5クラスに例の規則で旧車が最後の年ってことで、みんなが大挙してエントリーしてきたから18台いたし(それでも昔のBクラスに比べたら少ないけど)、激戦クラスになったのは間違いない。

で、土曜日の午前中のセクション2では、まぁ何とかシングルに入るぐらいの順位。
まぁこんなもんか、って思って午後のセクション3にスタートしたら・・・。
最初のSSの入りのTC手前でエンジンを再始動しようとしたら、なんと
エンジンがかからない!
クランキングはするし、ちょっとだけ初爆はするんだけど、そのあとがどうやってもかからない。

もちろん、このときは相当パニック。
エンジンが始動する3要素は「良い圧縮」「良い火花」「良い混合気」。
そこまでは快調に回ってたんだから、いきなり圧縮が抜けることはないだろう。
とすれば、点火系統か燃料系統。
でも、工具がないからプラグも外せない。
結局、TCインの時間はとっくに過ぎ、15分が経過してタイムアウト。
土曜日はデイ離脱となってしまった(泣)。

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林道入り口で1台寂しくサービス隊を待ちます(泣)。

本当はこれだけでも挫折しそうに辛かったんだけど、さらに追い打ちをかける出来事が。
とりあえずサービス隊(もちろんT氏)に来てもらって見てもらったんだけど、ポンプは動いてるけど、どうやらプラグに火花が飛んでないと判明。
うわぁデスビかよ。

さすがにデスビのスペアないなしなー、こりゃクルマを北海道に置いて帰るしかないのか・・・なんて思ってたんだけど、試しにデスビのカプラーを抜き差したらあっさり始動。

な、なんでかかる?
このタイミングで?
しかもエンジンも絶好調。

でもまぁ、とりあえず走れるようになって良かったけど・・・。
単なる接触不良だったのか、それともほかに原因があってたまたま直っただけなのかは不明なので、そこは少々不安だったけど、こうなりゃ翌日もスーパーラリーで走るしかないっしょ。

セクション1の順位は確か9位ぐらいだったかな?
早く忘れたいので良く覚えていないんだが(笑)。
プジョー208で出てきたカズトモの後ろぐらいだった気がする。
でも、スタート前はもう少しダメダメかと思ってた。
まぁびりじゃなくて良かったよ(汗)。

で、日曜日も一生懸命走りました。
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こんな綺麗どころの方々とも一緒に走れたし。
背後の羊蹄山が、いや、羊蹄山も綺麗だ(笑)。

デイ2はしょっぱなのSSじゃ、なんとトップを走ってたアマノっちが壮絶コースアウトでリタイヤ。
これでセキネンがトップでセキネン弟子のたくろーくんが2位。
おーっ、まさに今話題になってる旧車がワンツーだよ。
本当はそのすぐあとにオレなんかがいれば完璧なシナリオなんだけどなー(泣)。
もちろん、タイム的にはまったく追いつかないので無理だけど。

でも、オレとしてはシリーズも追いかけていないし、今回の順位もすでに関係なくなってるので、日曜日はとにかく練習のつもりで全開アタックしたよ。
だって、もうこの機会を逃したらパルサーが全日本ラリーを走ることなんてないんだから。

で、日曜最初の8キロのSS9は6番手タイムが出た。
なんと雅之さん86にも勝ってしまった(汗)。
雅之さんは「うるせー、あそこはFFの道なんだよ」なんて負け惜しみを言っていたけど(笑)、自分としてはまぁいい結果だったので、次のSSはもっと踏んでやろうと思ったのが大間違い。

最初のきつい左コーナーで飛び出しそうになってロスったから、その先はそれを取り戻してやろうなんて若いヤツみたいな走りになっちまった(汗)。
で、その先のきつい右コーナーをアウトからフェイント気味に進入したら・・・
あらま、どんどんインから離れていくじゃないの。

で、アウト側が路肩からずれてズルズルと・・・
一応、アクセルは踏んでたんだけど、結局そこでスタックあ~んどリタイヤ。
なんと1ラリーで2回もリタイヤしてしまった。
某、北海道の元BクラスチャンプのSさんも若狭では2回リタイヤしたようだけど、Sさんと違ってクルマは無傷だったのでまだいいか(笑)。
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右の前後輪で路肩に引っかかって止まった感じだけど、地面はフカフカだったし、どこにも当たってないのでボディはまったくの無傷。
結局スイーパーに引っ張り出してもらったけど、もちろんエンジンも絶好調。
クルマが何ともないのは不幸中の幸いだったけど、なんだかなーって感じだ(泣)。

で、思い出したのがオレ的に前回のラリー。
2012年のラリホだったんだけど、あとSS2本っていうところでリタイヤしちまった。
そのときは、確かグッチさんがスイーパーで
「がはは、スタート前にオレにおうたヤツはみなリタイヤやなぁ(笑)」
なんて言われたんだけど・・・げっ、そういや今回もレキ中にグッチさんに会ってしまった。

あるレキのスタートにいて、オレが着いたら
「おう、ワインあるぞ、飲んでいかんか?」
なんて言われてしまった(爆)。
い、いや、さすがに今はレキ中なので・・・(ホントはマジでお誘いを受けそうになってしまったが)。

で、土曜日にタイムアウトでリタイヤしたときも、FIVでグッチさんが来て一言。
「おまえ、相変わらず持っとらんなー」
なんて言われてしまった(泣)。

良く考えたら、以前も05年に2駆Aクラスのチャンピオンを獲って、2年休んで復帰したときはコドラが今回と同じ馬Bさんでコースアウトリタイヤしてるし、今回も3年ぶりのラリーで同じく馬Bさんがコドラで、やっぱりコースアウトリタイヤ。
馬Bさん、マジですいませんでした。

コースアウトした直後も馬Bさんには
「ベテランなんだからさー、手前で少しロスったからって焦ってオーバースピードになるのはまずいっしょ?」
なんて怒られてしまいました(泣)。
確かになんだか初心者みたいなリタイヤだよなー。

あとで地元のシンコーさんに聞いたら、どうもそのコーナー、逆バンクになってるみたいで、かなりやばいところらしかった。
馬Bさんには「ここはペースノートにスローって入れておくべきだったな」なんて言われてしまったけど、レキでそういうことも気が付かなかったんだから、今回のコースアウトは完全にオレのせい。

あ、もちろんオレがヘタくそだったっていうのが一番の理由なんですが(汗)。

でも、よーく考えたら、もしかしてリタイヤしたのは、まさかとは思うけど・・・

グッチさんのせいなのか?(爆)

っていうか、そう思いたい(泣)

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2015年7月 8日 (水)

トンビが鷹を?・・・(爆)

ラリー洞爺に出てきた。
この3年間は経済的な理由でラリーには出られなかったんだけど、どうしても「ラリー出たい病」にかかってしまい、治癒するにはラリーに出るしか方法がないと自己診断(笑)。
というわけで再び借金まみれになりつつ、今年の全日本ラリーでは初のグラベルラリーとなるラリー洞爺に出ることにした。

本当はラリホにも出たかったんだけど、そっちは経済的な理由はもちろん、ちょいと仕事とかぶってしまい断念(オレだって仕事を優先することだってあるのだ(笑))。

で、参戦するからにはそれなりの成績を残したいと思ったけど、それ以上にラリーを楽しんで帰るってのが目標。
まぁ成績に関しては、そう甘くないってのは自分が一番よーく分かっている。
いくら練習してたって、やっぱり実戦に勝る練習はないからね。
そう考えると、この3年間はまったく練習してないことになるんだから。

ただ、以前にラリーに出てたときのラリー屋たちに会えるってのも、ムチャクチャ楽しみだった。
ライバル(とはヤツらは思ってないかもしれないけど)と同時に、ラリー仲間って感じだからだ。
それに、取材とかでラリー会場に行ってるのと違って、選手として参加すればヤツらと同じ空間にいられるってのが、もの凄く嬉しいんだよなー。
ちょっと言葉ではうまく言い表せないんだけど。

で、金曜のレキではまさにその空間を楽しむことができた。
早めに入ったあるSSでは先頭に近い順番を確保。
で、すぐあとから入ってきたのがこのふたり。

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言わずと知れたジャイアンとセキネン(後姿の黒いパーカーの人はヌタのナビのタダヨシさん)。
このふたり、仲が悪そうに見えて、実は意外に相性が良かったりする(笑)。
何を話してるのかは分からないけど、意外に
ジャ「今晩のメシ何にする~?」
セキ「そりゃ先輩のおごりで肉っしょ」
ぐらいのことをしゃべってるのかもしれない(爆)。

その昔、ジャイアンが初めてセキネンの走りを見たとき、あの滅多に人を褒めないジャイアンが
「こいつはセンスがあるし速いな」
と言ったとか言わないとか。

まぁ神様ってのは正直なもんで「天は二物を与えず」ってのはホントだな。
だって、どっちもムチャクチャ速いのに・・・

デブだし(爆)。

まぁ偶然にもこのふたりがJN6とJN5の優勝ドライバーになっちまったんだから文句は言えないがね・・・。

で、今回は総合優勝がジャイアンだったけど、2位はなんと息子のヒロキ。
ラリー展開に関してはいろいろあったようだけど、ヒロキはついに初のポディウム獲得。

オレはすでにリタイヤしていたので(泣)、サービスにいてヤツらが帰ってくるのを指をくわえて見ていたけど、優勝したオヤジが帰ってきたときより、2位の息子が帰ってきたときの方がメディアの殺到の仕方が凄かった。

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すげーメディアとギャラリーの数(笑)。

まぁ最近は若いヤツが総合でトップ争いすることが少なかったから、その意味でも注目するのは当然かもしれないけど。

確か全日本ラリーの最年少チャンピオンの記録は、富山にいる神Oさんの24歳じゃなかったかな。
もしかしたら、ヒロキはその記録を塗り替えるかもしれない。
もちろん、神Oさんがタイトルを獲得したときはランタボの時代だし、今とは環境はまるで違うし、今の方がうんと難しいと思うけど、それでも記録更新には期待しちゃうよね。

確かに今回勝ったのはオヤジだけど、息子の年齢で全日本トップ争いするってのは、この時代じゃ凄いことなんじゃね?
ジャイアンだって全日本のCクラスチャンプ獲ったのは30歳ぐらいだったし(Bチャンプはもっと若かったけど)。
ぜひタイトル争いを親子対決でするところも見てみたいもんだが(笑)。
と考えて思ったのが・・・

もしかしてトンビが鷹を生んだ?
ぜひそうなって欲しいもんだが。
でも某ワールドチャンピオンを・・・

「トンビ」なんて言っていいのか?

ま、いっか(爆)。

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